はじめに
Excelには、Web上のデータを直接取り込む機能が備わっています。これにより、Webサイトの表データを簡単にExcelへ反映し、分析や加工を行うことができます。
本記事では、Excelの「Webからデータを取得」機能を使ってデータを取り込む方法を解説します。
確認環境
- 確認バージョン:Microsoft 365
- OS: Windows11 Pro

Webからデータを取得する手順
ここでは、例としてこのWebサイトのアドレス(https://kotohalog.com)で行ってみます。
Excelを開く
新規ブックを作成するか、既存のファイルを開きます。
データタブを開く
リボンメニューから「データ」タブをクリックします。

「Webから」を選択
「データの取得」グループ内にある「Webから」ボタンをクリックします。

URLを入力
「Webからデータの取得」ダイアログが表示されます。
取得したいデータがあるWebページのURLを入力し、「OK」をクリックします。

ナビゲーターでデータを選択
ページ内にある表データが一覧表示されますので、入手したいデータを選択することができます。
テーブルビュー、Webビューの切り替えボタンから表示体裁を変えることもできました。
ここでは、テーブル1を選択して、次に進みます。

データの読み込み
そのまま読み込む場合には「読み込み」ボタンをクリックします。
データ内容を変更してから読み込みたい場合には「データ変換」、作業を中止するには「キャンセル」を選択します。

Excelシートにデータが挿入される
選択したデータがExcelのワークシートに自動で挿入されます。


データの更新(必要な場合)
Web上のデータが更新された場合に自動で更新する事ができます。
すべて更新 or 更新を押すと手動で最新のデータに更新することができます。

また、接続のプロパティを確認することで、任意のタイミングで更新する事ができます。

まとめ
今回はExcelの「Webからデータを取得」機能について概要を記載してきました。
この機能を活用すれば、Web上のデータを簡単にExcelに取り込むことができます。
毎回同じ作業をしている場合にはこのような機能を用いて自動化することで、日々の仕事の負担が減るかもしれませんね。
備考
- 一部のWebサイトでは、データの取得が制限されている場合があります。情報を取りに行く=サーバーにアクセスすることになります。接続するサーバーに対して頻繁に負荷をかけないことが大切だと思います。
- ログインが必要なページや、動的に生成されるデータ(JavaScriptで更新されるページ)では、データを取得できない可能性があります。
実験環境でしっかりと確認してからデータ取得する事が必要です。 - Webページの構造が変更されると、取得できるデータが変わる可能性があります。
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